傷の矛先

つらいのは自分だけじゃない、とよく言うけど、実際は自分の人生なんだから自分視点になるのは当たり前のことだと思う
それを第三者が、もっと視点を広げなさい自分だけじゃないんだから自分のつらさを圧し殺しなさいと言ってるように聞こえる
難しいところではあるけど、限界以上にがんばってる人にとってそれは刃でしかない
凶器にもなりうるその言葉は使う相手と場面を選ばなくてはならない


私も自分一人だけが、て思ってたけど本当はもっと苦しい思いをしている人がいた
遠く離れても懸命にがんばる姿が目に浮かぶ
あの子は絶対限界以上にがんばる子だから。
「つらいのは自分だけじゃない」
この言葉を同じ境遇の人にかけると、不思議なことに痛みを分かち合う支えの言葉になる
あなたのつらさや痛みを半分もつよ
だからいつでも連絡してね

だから無理するな
つらいのに笑っていられるあなたはとても強い
心で泣いてるのに笑うつらさは私も知っている
だから虚勢を張らないで
つらい時は泣け。




がんばりすぎるな、かえで。