言葉と視覚

言葉は物質には勝てない。


相反するものだけど、いやそもそも全く違う次元のものである
言葉は目には見えない
言葉は触れられない

あ、これ言葉じゃなくて文字のほうがいいのかな



ちょっと小難しいこと言います。

目で感じたものは心に響く
その感情を言葉や文字にしようとすると限界がある
老若男女、誰が見ても誰が聞いても共感するような文字の配列は誰も知らない
私たちはどうしようもなく萌えたり感情が昂ぶると「ｗｗｗ」や「ktkr」などネットでしかわからないような文字や顔文字、言葉を使う。
だけどそれは万人が見てどれほどの感情の昂ぶりかはわからない
鼻血がでそうなくらい好きで好きでたまらなくてその人（キャラ、もの）の為なら限りなく不可能なことも平気で可能にできるよと言ってのけるほどでも、それを端的に言葉や文字にしようとするとそれに該当する言葉がない

そういうことが言いたいのです。


例えば、目で見た絵やデザイン、風景とかものすごく感銘を受けてそれを文字にしようとすると長々と書かなければそのことは伝わらない
長く書かなければ伝えらない。最悪、伝わらないことだってある
こんなに好きで好きでたまらない僕の気持ちをわかってくれとラブレターを書いても相手に100％心意が伝わるとは限らない
自分の心を伝える言葉に限界がある


小説を書く身ではあるからこそ、絵には負けると思う
絵は見るだけで伝わる
個々の差はあるけれど、それでもその絵のタッチや表現の方法でだいたい掴める
むしろそれ以上のことがわかる
言葉以上のことがわかる



何が言いたいかというと。
さっきぴくしぶで幸せそうに笑い合ってる円堂と聖帝の絵を見たんだが（結局そこか）
やっと心から笑えるようになったよ、あの頃みたいに。
的な感じが伝わってきてぶわわわわｗｗ（；；）ってなったわけである
孤軍奮闘する聖帝に「わかってるよ、全部わかってる。…おかえり」って感じの円堂さんがイケすぎて死ぬ
そういうことで絵を描く人はすごいなあて思う
上手い下手、センスがあるかないかは別にしてすごいと思う
言葉以上のことを表現しているんだから。

勿論、言葉にも絵にもメリット・デメリットはある
言葉でしか伝わらないことわからないこと、たくさんある
わかってはいるけど絵描きさんを羨ましいと思わざるを得ない