八方に目があるのは疲れる

大事なことをないがしろにして道を歩むことは愚か。
特定の者と宴を興することで黒の扉を閉ざすは卑怯。
決着をつけずして偽りの友を真の友とすること能わず。
長年の後、振り返った先に黒き影が追っていても愚者は後悔するのみ。
故、己が黒き影に成り落ちても否を叫ぶことは許されない。

気づかなくていい。
過ちとは全てが終わった後に気づくことだ。
後悔するかどうかは自ずと知れている。
私は最悪を想定しているだけだ。
気づかなくていい。







私を引き合いに出したのは間違いだったな。
人とは偽りの顔で近付いてくるから選別の力がなければ自分というものは構築できない。
自分が何者かどうかは友の"色"でわかる。生い立ちでわかる。過去でわかる。家族でわかる。

傷を舐めあったからと言ってその人が真友とは言えない。
人間関係なんて複雑に見えてシンプル
敵か味方か。それを見極めればいいだけの話